インスリン??

●糖尿病は血糖が高くなる病気

私たちの体や内臓を動かしたり生命を維持するためには、エネルギー源となる燃料が必要です。クルマを走らせるのに必要なガソリンの役目をするのがブドウ糖で、血液の中に溶け込んでいます。

この血液中のブドウ糖のことを「血糖」といいます。血糖の量は食事をすると増え、逆に空腹になると減ってきます。

健康な人はいくら食べても血糖は一定の値を超えませんが、糖尿病になるとこの値を超えて高い状態が続きます。

血糖は体のいろいろな細胞(脳、筋肉、肝臓など)に取り込まれて、エネルギー源として役に立ちます。
通常では、血糖の値(血糖値)は非常に狭い範囲に調節されています。
その調節は胃の後ろに位置し、膵(すい)臓のランゲルハンス島の中にあるβ細胞から分泌されるインスリンというホルモンの作用によって行われています。
このインスリンの分泌が低下したり、その働きが十分でないと血糖がスムーズに細胞内に入っていけなくなったり、肝臓から過剰なブドウ糖が放出されたりして、その結果血糖値は高くなります。


糖尿病にはいくつかの種類(型)があります。
型の分類は以下のようになります。

【1型糖尿病】
インスリンを作る工場である、すい臓のβ細胞が壊されてしまうタイプです。
・子供の糖尿病の多くは1型糖尿病で、10〜20歳に多くみられます。
 最近では、あらゆる年齢層に起こる可能性があるとされています。
・突発的に発病する傾向があります。
・治療法は、インスリン注射が絶対必要です。
 当然のことながら、食事療法・運動療法も行う必要があります。

【2型糖尿病】
すい臓が作るインスリンの量が少ないのと、インスリンが効きにくいのとが混ざって発症するタイプです。
・日本人の成人の糖尿病のほとんどが2型糖尿病で、糖尿病患者の95%を占めて います。
・自覚症状がなく、会社などの健康診断で見つかるケースが少なくありません。以前は、中年以後に発病することがほとんどでしたが、今は若年者にもしばしば見られます。
・発病に関係のある危険因子は、年齢、肥満、飲酒、喫煙、運動不足、遺伝などです。
・最近の研究で、高血圧との関連が明らかになりました。
高血圧および正常高値血圧の人は正常血圧の人に比べて糖尿病の危険度が高いことが報告されています。
・食事療法・運動療法を基本に、薬物療法(経口薬・インスリン)を行う場合もあります。

【遺伝子の異常やほかの病気が原因となるもの】
遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気、感染症、免疫の異常などのほかの病気が原因となって、糖尿病が引き起こされるもの。薬剤が原因となる場合もある。

【妊娠糖尿病】
妊娠中に発見された糖尿病。新生児に合併症が出ることもある。


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