ここでは、高脂血症と診断された裏側に潜む病気の説明をします。
●動脈硬化を急速なスピードで進める「糖尿病」
高脂血症と診断された場合、別の病気があって二次性か、ほかに病気のない原発性かを調べる必要があります。
糖尿病、腎臓病、内分泌疾患が原因で、血液中の中性脂肪やコレステロールの値に異常が出る場合があるからです。
特に二次性では動脈硬化が加速したり、病気が急激に悪くなるため注意が必要です。
糖尿病があると、動脈硬化は急速なスピードで進みます。
血糖が増えるとLDLが変性しやすくなるなど、脂質代謝異常が引き起こされます。
インシュリンの作用の低下(インシュリン抵抗性)があると、すい臓はインシュリンが不足していると考えて、インシュリンを分泌します。
このために生じる高インシュリン血症は血圧を上げたり、血管壁にコレステロールが蓄積されやすい状態をつくったりします。
●慢性腎不全に陥る可能性がある高脂血症
慢性腎炎の経過中に起きるネフローゼ症候群では、尿中に排出されたたんぱく質の代わりに血液中のコレステロールが上昇し、動脈硬化を促進します。
また、糖尿病や高血圧を合併した高脂血症は動脈硬化を促進し、慢性腎不全に陥る可能性があります。
内分泌疾患の甲状せん機能低下症になると、脂質の代謝に影響します。
甲状せんホルモンは、血液中のコレステロールを低下させる働きがあるからです。
甲状せん機能が低下すると動脈硬化を促進します。
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> 高脂血症の裏に潜む病気
